高円寺駅北側の八百屋さんの裏手にある室内の居酒屋が並んでいるところが有るのだが、そこに行くまでの道や店の並び方がベトナムやインドでの雑踏が思い浮かぶ。行ったことは無いけど。

その中のベトナム料理屋「チョップスティック」にヌクマムがあった。

「ヌクマムってなんだ」と聞かれても説明出来ないし「ヌクマムっていったいなんでしょうね」ぐらいの知識と「臭い」というぐらいしかしらない。

「ゆで卵」って小説の中で出て来たヌクマムの知識ぐらいしか無い。その小説の中で「サリンと固ゆで玉子の黄身とヌクマムと女の陰部の匂いは似ている」という知識を得ることが出来た。小説の内容はあまり解らない内容だった。「ああ、そうなのか」ぐらいの感想でも良いと思う。

ヌクマムは臭いんです。醤油さしの瓶みたいなのに入っていて液ダレして固まった部分の匂いは強烈に臭くて陰部の強烈な匂いを思い起こさせます。ちょうくっせい。

でもこれも経験と思ってヌクマムを注文した料理の焼き春巻きにかけて食べてみると悪くはない味。塩っぱい酢みたいな感じ。液として出すと匂いは薄れるのが救いか。

悪くはない味なんだけど味が濃すぎてあんまりかけるタイミングが解らない物ではある。だけど一回かけちゃうと、かけないで食べた物が物足りなく感じてくる不思議。