子供の頃に見たアニメの1話が非常に印象に残っていてここに書こうと思う。

主人公はインフルエンザで1週間程度学校を休んでいた。学校に戻ってくるとトレーディングカードが通貨として流行、水飲み場で水を飲むためにはそばに立っている水飲み場の所有者にカードを支払う必要がある。ジャングルジムで遊ぶためにも所有者にカードを支払わないと遊ぶ事が出来ないようになっていた。

主人公は1週間休んでいたのでトレーディングカードは1枚も持っていなかった。このままでは快適な学校生活、遊ぶ事が出来ないし、水を飲む事すら出来ないためにリアルマネーを使って近所の駄菓子屋さんみたいな所に行ってカードを買いに行った。がすでに売り切れ状態。0からのスタートだった。

次の日、カードを持っている人から仕事をもらって稼ごうと考えた主人公は「穴掘り兄弟(穴を掘るのが大好きな兄弟達)」の所にやってきて自分が代わりに掘ってあげるからカードを5枚くれと申し出た。穴掘り兄弟達は喜んでカード5枚を渡して穴掘りを頼んだ。ここまでは普通の労働者の話だがこの主人公は違った。通りかかった別の人に「穴掘りをしてくれたら3枚やるぞ」と持ちかけた。その人はカードが欲しかったから喜んで引き受けた。後は簡単、水飲み場の管理を引き受けてカードをもらって、また他の人に仕事を頼んで差額分を次々に儲けて行った。その儲けた分を使って水飲み場を買って利益を上げる。そして利益がある程度出来てきたらジャングルジムを買って遊び料を取る側に回った。凄い勢いで稼いで行って学校1のカード所有者になっていた。

しかし、カードの枚数は限りがあり、貧富の差が激しくなっていき、カードを持っている人はさらにカードを得て、カードを持っていない人はいつまでもカードが増えずに消費するばかり、主人公が層撮り状態が長く続いたために貧しい層が増えて行った。そして別のカードが流行りだした。

別のカードが流行りだすと今までのカードは価値を無くした。主人公はまた無一文に逆戻り。だけど主人公はめげずにまたカードを稼ぐために行動を始めた。ってところで終わってた。

この話は小学生か中学生ぐらいにテレビでやってたのをダラ見してたんだけどすごく印象に残ってる。カードがみるみるうちに増えて行ったり、カードの価値なんてあっという間に無くなったり、得る物は大きかった。