ことえりを使いこなす
Macの標準のIMEツールである「ことえり」さんは、あまり使えないという評判。
しかし、iPhoneとか持っていれば辞書登録した単語がMacでもiPhoneでも使えるので大変便利になるので、ことえりを使っている現状。
自分のIME歴をWindowsの頃から思い出してみると
Windows標準IME ➡ Google IME ➡ Macに買い替える ➡ ことえり ➡ Google IME ➡ ATOK ➡ ことえり (山葵辞書追加バージョン)
と有名どころは使ってきた。と思っている。
文字入力は大切だし、細かい苛立ちとか金払って解決できるんだったら金払って解決して行こうと思っているのでより良いIMEを使いたいと思っている。
それでATOKとか使っていたけども、やっぱりことえりに落ち着いていたのだが、変換の精度が若干悪くなっている気がしていたので、山葵辞書のアップデートファイルを適応してみようと山葵辞書のページを除いてみたら、OS X 10.9 Marvericksに山葵辞書が対応していないらしいという事を知った。
これはあまりよろしくないという事で設定諸々を見直してみた。というかあまり気にならない程度にはことえりさん標準のままでもそこそこ使えるようにはなっていたのですね。
最近のOS XはiCloudがデフォで付いているので、設定した辞書ファイルがiPhoneと共有できるのかを確認し直してみたら ことえりの辞書ファイルの設定には「ユーザ辞書」と「追加辞書」の設定があった。
iCloudで同期されるのは「ユーザ辞書」の方。「追加辞書」はテキストファイルのみのインポートしかできないようだ。
追加辞書の登録
NADの部屋。 http://nadroom.dousetsu.com/index.html
で配布されているような追加辞書ファイルを配布しているサイトもある
ダウンロード➡ NADの顔文字辞書と遷移してダウンロードを行う
システム環境設定、キーボードの入力ソースの追加辞書の欄にファイルをドロップで辞書の追加が完了。しかしテキストファイルのみ。
書式は
"よみかた","変換内容","品詞"
となっている。ためしにテキストファイルを作成してインポートしてみたがうまく適応されなかった。 文字コードの違いらしいが具体的な解決方法は不明。NADの部屋で配布されているファイルの登録は出来るのでちゃんと解析すればインポートできるんだと思う。
だけど追加辞書で登録した単語はiPhoneで使う事が出来ないので今回はスルー
ユーザ辞書の登録
システム環境設定、キーボード、ユーザ辞書で一覧が表示される。 そこに追加して行けば良い。
インポート、エクスポートはドラック&ドロップで出来る。まとめてエクスポートするにはまとめて選択してからドラック&ドロップ。出力されたファイルがplist形式になっていて中身はxmlだ。 非常に簡単だし、ちゃんとiCloud経由で同期もされるのだが、品詞の設定が無いのが少し不満ではある。単語の使い方が設定できないので単語登録しても賢くはなりづらそう。
でも同期できるんだから良いかとまとめて登録しやすいスクリプトを作成した。
csv形式で単語ファイルを作成してスクリプトを実行、出来上がったファイルを登録すればiPhoneで設定した単語が変換できるようになる。
あとは単語充実のためのcsvデータの収集スクリプトなんかを作ってwikipediaでもクロールさせれば充実するのではないでしょうか。それが必要かどうなのかは解らぬけども
まとめ
強引にまとめてみると
Macで使う時のことえりの使い勝手を向上するには追加辞書の充実
iPhoneの変換単語の充実にはユーザ辞書の登録
と使い分ける必要があるのが現状だろうか。 とりあえず山葵辞書を変換して追加辞書で登録しておきたいなー